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食旅と観光まちづくり

「うちの食の魅力は○○です!」。地域主催の観光説明会ではよくこんな声を聞く。旅行者が観光に大きく期待するのが食であり、食をどう生かすかが地域を輝かせる1つのカギになる。そのため、地域自慢の食を売り込もうとするのは観光地として当然の取り組みになっている。

地域主導の「食旅」づくり

食による地域活性化を考える地域にとって、指標を示してくれるのが「食旅と観光まちづくり」。旅行会社出身で、西武文理大学教授の安田亘宏さんが6月に上梓した。地域の食そのもの、また食文化に触れる旅を「食旅」と呼び、「食は最大の観光資源」との考えのもと、食の魅力を生かしたまちづくりを提言している。

旅行者の経験や意向の調査結果を検証し、旅行者ニーズを分析。高級食材や郷土料理、B級グルメ、買う食など8つのテーマにおいて旅行者の視点から、求められる要素を探り、食の観光資源化、商品化など観光まちづくりに生かすステップをまとめている。

また、「カニ・海鮮丼」の鳥取・境港や「タコ・フグ」の愛知・日間賀島、「バーガー」の長崎・佐世保など、食旅で元気なまちも紹介。地域で観光まちづくりに携わる人はもちろん、ツアーの造成担当者も目を通しておきたい1冊だ。

(10/08/10)

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