楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

利他精神で夢を語る 横山公大さん(全旅連青年部第20代部長)(1)

今春、横山公大・新部長(高知市・土佐御苑)のもと、新たなスタートを切った全旅連青年部。今期2年間の活動テーマに「利他精神」と「夢を語ること」の2つを掲げ、平成の"維新"に挑戦する。青年部長としてどのような思いを持ち、活動を展開していくのか、横山第20代部長に話を聞いた。

後輩に背中を"魅せる"

―今期のテーマとスローガンについて教えてください。

「『利他精神』~夢を語り、背中を魅せる~」。

利他の心は生きていく上で、人と付き合う上で、なくてはならない心構えだと思っています。偉大な先人たちに利他の心が欠けている人はいませんし、利他の心を持っていたからこそ、人の役に立ち、何かの役に立ったのではないかと思います。

いつも自分のことばかり考える友人と、周りを気にかけている友人と、どちらと付き合いたいか一概には言えませんが、後者の方が気配りに長けていると思います。旅館ホテルは利他の心がなければいいお接待ができません。お接待とは、おもてなしであり、まさに利他の心だと思います。

人間関係が希薄になってきたと言われる時代だからこそ、今一度利他の心を見つめ直したい、それが仕事や青年部活動だけではなく家族、仲間、地域、環境へつながればという思いです。

「夢を語り背中を魅せる」は就任のスピーチでも申しましたが、青年部に初めて参加した時、格好いい先輩の一言一句、行動を見て憧れを抱き鳥肌が立ちました。そんな偉大な先輩の背中を常に追ってきたから今があると思っています。

今の後輩、これから入ってくる後輩たち、そしてお客様にそんな格好いい背中を魅せることができれば、まだまだこの業界も捨てたもんじゃないなって思っています。

―歴代青年部長で最年少での就任ですね。

頭にはありましたが、そんなに気にはしていませんでした。ただ、最年少というのは一生に一度しかできないことなので、できれば早いうちに経験しておきたいと思っていました。僕の前の最年少は永山18代青年部長。永山さんは、どんどん塗り変えてこい、とよく仰っていました。

戦国時代は20代で計り知れない功績を残し、偉業を成し遂げています。明治維新も戦時中も然り。若い世代にどんどんこの意欲を持ってもらいたいと思います。36歳の就任になりましたが、次に志を持ってくれる若きリーダーが出てくることを願っています。

全旅連青年部・横山部長

「若い世代は"維新"への意欲を」
と語る横山さん

利他精神で夢を語る 横山公大さん(全旅連青年部第20代部長)(2)に続く

購読申し込み
地旅
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ