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リピーター獲得のヒント探る じゃらん・宿泊旅行調査分析(2)

2次調査では、再来訪者の旅行の特徴を抽出。リピーターの7割が3年以内の再来訪意向を示し、滞在日数、費用ともに増加傾向が見られるなど観光地にとってやはり大きな存在だ。

「探索したくなる気」を起こさせる

旅行中の行動形態はどうか。非リピーターは食や観光、同行者との会話を重視する「観光旅行」型なのに対し、リピーターはスイーツや裏路地、買い物などご当地ものを求める「 "探索型"の旅」という違いが明確に。非リピーターは地域の魅力に気づかずに帰ってしまうが、リピーターは魅力のとりこになる。「初めての旅行者に探索したくなる気に起こさせる情報をどれだけ発信できるか」(横山さん)がリピーター獲得のカギになる。

旅行先への期待と満足を観光要素別にCS評価分析してみると、やはり「食」が高評価。行動形態で非リピーターが求めた「同行者との会話」も特にシニア層で重視すべき項目で、横山さんは「ゆっくり楽しめる工夫をしたエリアも観光地には大切」という。

また、「追体験」「成長」への欲求が再来訪意向につながる大きな要素となることも明らかに。調査では追体験を支える食と買い物、成長意欲を支える「趣味目的」の打ちだしが有効であるとし、情報発信力の強化が欠かせないと指摘している。

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