離島振興にクルーズの視点
この2月に、ちょっと変わった船旅を楽しみました。定期フェリーを利用したアイランドホッピング型のツアーで、阪急交通社のトラピックスが企画したものです。
その旅は、大阪から飛行機で与論島に入り、沖永良部島、徳之島、奄美大島と各島で1泊しながら、島の間の移動には鹿児島―那覇間に就航する大型フェリーを利用するというもの。毎回20組限定で、しかも20歳以上に限った大人旅です。宿泊も、各島で最高級の宿を厳選しています。
筆者が若いころは、日本でも離島ブームがあり、多くの若者が離島を目指しました。しかし、今、離島の多くは過疎化に直面し、離島航路の定期船の経営もたいへんな状況になっています。政府も離島振興に本腰をいれる方針で各種の施策を実施していますが、多くの国民が離島に目を向けなければ本当の意味での離島振興にはつながりません…
(池田良穂=大阪経済法科大学客員教授)
(トラベルニュースat 2018年6月10日号)
続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
新クルーズ学 の新着記事
- モダン・ラグジュアリ船(24/03/14)
- 等級あるクルーズ船の登場(24/02/13)
- フライ&クルーズの時代(23/12/11)
- クルーズ旅行の特性(23/11/13)
- 大阪湾水上コミュータ構想(23/10/13)
- 地中海クルーズに乗る(23/09/12)
- フィヨルドクルーズの魅力(23/07/12)