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旅館にも訪日客増の恩恵 従業員10人以上の宿泊施設タイプ別客室稼働率

観光庁の「宿泊旅行統計調査」は、この欄で何回も引用してきた。そして、ほとんどの場合に調査対象宿泊施設(全国約5万件)の全体数値をとりあげてきた。ちなみに昨年2017年調査の施設数の構成比を従業者規模別にみると、0―9人が76%と圧倒的に多く、以下10―29人が14%、30―99人が8%、100人以上が2%となっている。

一方、施設タイプ別の延べ宿泊者数をみると、従業者10人以上の施設の占める割合が「シティホテル」99%、「ビジネスホテル」88%、「リゾートホテル」96%、「旅館」79%となっており、旅館以外の3タイプは、利用者のほとんどを従業者10人以上の施設が占めている。施設数では76%を占める従業者0―9人の施設は、延べ宿泊者数では15%を占めるにとどまっている。

このような利用実態をみると、利用動向の宿泊施設タイプ別分析は、全体よりも、従業者10人以上の施設を対象に行うほうが適切と考え、今回は宿泊施設5タイプ別の客室稼働率について「従業者10人以上の施設」を対象とした推移をグラフ化した…

(佐藤陸雄=観光研究者)

(トラベルニュースat 2018年6月10日号)

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