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南会津の4首長 東京で安心観光をアピール

12/03/29

福島県南会津観光商談会が3月28日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれ、3町1村の首長が南会津の観光スポットや郷土食などを紹介したほか、放射線量の現状や監視体制などを説明し旅行先として安全であることをアピールし送客を要請した。

観光商談会は、東日本大震災と東京電力福島原発事故による南会津への観光客の落ち込みを取り戻そうと福島県南会津地方振興局が主催した。旅行会社50社から85人、4町村の行政担当と観光関係者40人が出席した。

南会津エリアは福島県の西部に位置し、下郷町、南会津町、只見町、檜枝岐村の4町村からなる。新潟県、群馬県、栃木県に接し、面積は香川県より広い。

尾瀬国立公園の一角を占め、年間100万人が訪れる江戸時代の街並み「大内宿」がある。尾瀬檜枝岐温泉や湯野上温泉があり、山人料理と呼ばれる素朴な郷土食、檜枝岐歌舞伎や800年の歴史を持つ会津田島祇園祭など、自然のなかに歴史、文化が豊かに育まれてきた。

商談会では、星光祥・檜枝岐村長が、「気になるのは放射線量だと思いますが、村内の数カ所で測定し、数値はホームページで公開しています。具体的な数値で安心感を持っていただければ」と理解を求めたほか、大宅宗吉・南会津町長も「放射線量は東京と同じか、低いくらいです。食品についても安心して食べていただけるよう監視と検査をしっかり行っています」と安全をアピールした。

また、目黒吉久・只見町長は、世界遺産の白神に負けない村内の4万㌶のブナの原生林のすばらしさを紹介、湯田雄二・下郷町長は大内宿や大川の断崖で国の天然記念物「塔のへつり」の魅力を語った。

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