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神のごときミケランジェロ 大塚国際美術館で特別企画/徳島

13/09/06

バチカン宮殿・システィーナ礼拝堂の天井画、ミケランジェロの「最後の審判」が描かれて今年で500周年。この傑作を原寸大に陶板で再現した徳島県鳴門市の大塚国際美術館で特別企画「神のごときミケランジェロ」が行われている。館内のギャラリートークなどを通じて、この秋はルネサンス三大巨匠の業績をじっくり鑑賞したい。

特別企画「神のごときミケランジェロ」は9月1日から11月30日まで。大塚国際美術館開館15周年も記念した。期間中の来館者には、ミケランジェロが詳しく分かる鑑賞シート「ミケペディア」を無料で配布するほか、レストランでは、ミケランジェロの故郷トスカーナ地方の家庭的な料理をメーンにした「ミケランジェロランチ」が登場。カフェでも、ルネサンス期にフィレンツェで生まれたズコットケーキが食べられる。

目玉企画は、美術館スタッフが館内を案内しながら、ミケランジェロをはじめ同時代に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチやラファエッロの作品、魅力を紹介するギャラリートーク。毎週金土日の14時から約40分間行われる。定員は30人。事前に予約できる。

人気コミック「チェーザレ~破壊の創造者~」とタイアップした企画も行っている。作者の惣領冬実さんが描き下ろしたイラスト展を開催。チェーザレとミケランジェロの衣装を着て、システィーナ礼拝堂壁画をバックに記念撮影できるコーナーも設けられている。

大塚国際美術館は1千点を超える世界の名画を原寸大の陶板で忠実に複製している。古代壁画から、世界25カ国190あまりの美術館が所蔵する現代絵画までバラエティーに富んだ展示で、鑑賞ルートは約4キロメートルに及ぶ。ミケランジェロが描いたシスティーナ礼拝堂の天井画と祭壇壁画を立体再現したシスティーナホールは必見だ。開館は9時30分―17時、月曜休み。入館料は大人3150円、大学生2100円、小中高生520円。

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