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神戸の新基軸「おとな旅」(2) プレで手ごたえ

13/11/29

これに先駆け、11月5―7日にはプレイベントとして3プログラムを実施。5日は老舗帽子店「マキシン」、6日は神戸ビーフ、7日は有馬温泉をテーマに開催し、いずれも神戸をはじめ関西から参加者が集まった。

「神戸エレガンス。マキシンの帽子の世界へ」では神戸に詳しい担当者をガイドに、市観光コンベンション課職員もマキシン製の帽子をかぶっておもてなし。「おとな旅」だけのプログラムで、同社の渡邊百合社長からの歴史説明を受け、通常では入れない工房の見学、職人さんらとの歓談、プロカメラマンによる記念撮影など、参加者は"神戸エレガンス"の粋を楽しんだ。

渡邊社長の案内で同社が製作を担当した皇室や五輪、万博用に作られた貴重な帽子も手に取って見学。工房では、その道約60年の職人・山口巌さんの説明で製作工程も眺め、精巧なつくりや地道な作業に感嘆の声が挙がっていた。

おとな旅神戸

渡邊社長が名作帽子を紹介

プレイベントを終え、同課の中西理香子課長は「初めての取り組みで不安だったが思った以上に感触はよかった」と手ごたえを感じている。「参加者の皆さんからは楽しい、きれい、美味しいなど実感が聞こえてきた。一定の満足度があったのでは」。

11月11日には本番のプログラムを販売開始。数日で10以上のプログラムが完売、全体でも15日現在で半数以上の定員が埋まるほど好調だ。

中西さんは「想定外の結果に驚き。ただ、パンやスイーツ、旧居留地といった『神戸らしい』商品が人気で、有馬や新開地も含め神戸の幅広い側面を知ってもらいたい。PR手法を検討したい」と嬉しい悩みを語る。

参加申し込みはhttp://kobe-otona.jp/から。

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