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初の「伝統産業と観光展」開催/大阪府堺市

13/12/27

堺市堺区の堺伝統産業会館で2014年1月24日、第1回伝統産業と観光展が開かれる。これまで開催してきた刃物や線香などを紹介する伝統産業内見会に、観光情報の提供コーナーを設置する。堺観光コンベンション協会では旅行会社に参加を呼びかけている。

伝統産業と観光展は24日10時から16時まで。市中心部にある堺区の堺伝統産業会館が会場。1階の匠のひろばでは、伝統工芸士による包丁研ぎや線香づくりの実演を行うほか、2階の研修室では和菓子実演もある。そのほか昆布、線香、注染など数多くを展示している。伝統産品や堺の情報を収録した14年版カタログ「伝統と匠のふるさと堺をたずねて」の発表会も行われる。

文化観光情報展は、15年3月末に開館予定の「堺市立歴史文化にぎわいプラザ」の立体模型を展示し施設の概要を紹介するほか、市内観光スポットがブースを出展する。ブースは世界遺産指定を目指している百舌古墳群、歴史文化の資料を展示する市博物館、与謝野晶子やアルフォンス・ミシャを紹介する市立文化館などが予定されている。堺のまち歩き観光に欠かせない観光ボランティア協会、市内12ホテルでつくる堺ホテル協会のブースもあり、観光コンベンション協会では「堺観光ツアーを実施計画いただいている旅行会社にとって有益な情報提供の場になると確信しています」と来場を呼びかけている。

旅行会社の参加申し込みは14年1月10日までに、会社名・氏名・参加人数・住所・電話・ファクス番号を記入し、堺観光コンベンション協会プロモーショングループにメールを送信する。アドレスは、pro@sakai-tcb.or.jp

なお、堺市立歴史文化にぎわいプラザは、堺の文化観光の拠点施設として建設される。千利休茶の湯館、与謝野晶子記念館など堺市ゆかりの偉人にスポットを当てた施設のほか、飲食施設、大型バス5台と乗用車100台が収容できる駐車場などが設けられる。飲食施設は、千利休懐石や堺弁当(いずれも仮称)などを提供する湯葉と豆腐の店・梅の花、全国初の和の設えのスターバックスコーヒーで14年11月に先行オープンする予定だ。市内まち歩きの拠点としての機能や、市内巡回観光バスの起点となることも構想されており、堺観光関係者の期待は高い。

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