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訪日外客の期待は JNTOが調査、「食事」が初のトップ

日本政府観光局(JNTO)は7月15日、訪日外国人旅行者1万5355人にインタビューしてまとめた「JNTO訪日外客訪問地調査2009」の概要を明らかにした。それによると、観光客が訪日前に期待した一番人気は日本の食事で、調査開始以来初めてショッピングを抜いて1位になった。特に満足したのは「寿司」だった。

満足度が高いのは「寿司」

調査はJNTOが毎年行っているもので、回答者1万5355人の国・地域は、訪日外客総数とほぼ同じ比率。韓国人24.2%、中国人13.5%、米国人9.9%などとなっている。

地方別訪問率では、回答者のほぼ3人に2人にあたる64.5%が関東を訪れ、次いで関西の33.1%、中部20.8%、九州10.1%など。訪問率の順位は05年度以降、同傾向が続いている。

都道府県別では東京都の58.8%を筆頭に、大阪府24.4%、京都府20.6%、神奈川県16.7%の順。以下、愛知県、福岡県、北海道、兵庫県、山梨県までがベスト10。この中では北海道が兵庫県を初めて上回ったほか、中国人人気に支えられ山梨県が10位に滑り込んだ。逆にもっとも低いのは鳥取、島根、高知、徳島の4県が0.2%だった。

さらに都市・観光地別では1位が新宿34.8%で、銀座・有楽町、浅草とトップ3が東京。大阪市が4位で続き、秋葉原が初めて20%を超えて京都市と並んだ。秋葉原は中国人旅行者に限ると42.4%で1位だった。温泉地では箱根7.1%、定山渓(札幌市含む)6.6%、有馬(神戸市含む)6.5%が比較的高い。

都道府県別の入り込み状況では、アジア主要市場からの旅行者比率がもっとも高かったのは富山県の91.0%で前年4位から躍進。欧米豪主要市場では広島県が50.0%で2年連続の1位。

観光客が訪日前に期待したことは「日本の食事」が58.5%でトップ。06年以降、首位を守ってきた「ショッピング」に代わって初めてトップに立った。食事は、06年度調査で19.4%に過ぎなかったが年々上昇しており、JNTOでは「食が日本の観光魅力に欠かせないものであることを示した」としている。

期待の高かった「日本の食事」のうち、特に満足したものでは「寿司」が42.1%で1位。2位はラーメンで、台湾の旅行者の人気が高かった。

訪日目的では観光48.8%、商用30.6%、親族友人訪問11.6%。観光が、前年の53.0%から減少しているのは韓国人観光客の大幅減が響いた。総じてアジア各国は観光客の割合が高く、欧米は商用客の方が多い傾向だった。

リピーター率は08年の55.3%から56.3%に上昇した。米英などを除き2回以上、日本を訪れていた。

旅行形態では個人旅行が63.8%。台湾を除くほとんどの主要市場で国人旅行化が進み、08年より6.4ポイント上昇している。

「JNTO訪日外客訪問地調査2009」報告書は7月30日に発行。A4判280ページで、定価は9千円。JNTOでは「インバウンド・ツーリズム振興を推進する団体や業界の皆様に広く活用いただきたい」としている。政府刊行物センターなどで購入できる。

調査概要

日本の旅行を終えて新千歳、仙台、成田、羽田、中部、関西、福岡、那覇の国際空港と博多港から出国しようとしている外国人旅行者にインタビュー形式で実施。対象とする外国人旅行者は滞在期間が2日以上90日以下とし、2009年1―2月(冬)、7―8月(夏)、10―11月(秋)の3回行った。冬4417、夏5749、秋5189の合計1万5355人の回答を得た。

(10/07/26)

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