JATA もう一泊、もう一度(ひとたび)大賞を表彰
日本旅行業協会(JATA)はこのほど、東京・虎ノ門のJATA会議室で「もう一泊、もう一度(ひとたび)大賞」の授賞式を行った。旅行商品「しばし京都人」がグランプリを受賞したKNT(近畿日本ツーリスト)の矢口裕子さん、同じく「雲海テラス」でグランプリを受賞した星野リゾート・トマムの伊豆昭美さんが出席し、それぞれ副賞の10万円を受け取った。
同賞は、国内宿泊旅行の拡大に貢献している優れた旅行商品や観光商品を顕彰しようと、今回初めて選考した。国民1人当たりの年間観光宿泊数を4泊に増やそうという政府の目標に向け、JATAが昨年から取り組んでいる「もう一泊、もう一度」キャンペーンの一環で実施した。
「しばし京都人」は団塊世代に向けた着地型の国内旅行商品としてKNTが2006年に発売した。寺院の特別拝観や美術講座、信仰と自然、信仰と食などを組み合わせた体験プランなど、深みのある旅行商品として支持を集めている。
受賞した矢口裕子さん(KNT首都圏メイト事業部)は、「前任者の熱い思いを受け継ぎながら、これからも京都を舞台にした特別な旅行づくりにがんばりたい」と話していた。
「雲海テラス」は、スノーリゾートとして知られる北海道のアルファリゾートトマムに初夏から秋の宿泊需要拡大に寄与している。早朝にゴンドラで登り、テラスから眼下の雲海を楽しんでもらうもので、昨年は約3万人が利用した。
受賞者の伊豆昭美さん(星野リゾート東京営業所)は、「雲海テラスは、素晴らしい風景を見続けていたゴンドラスタッフが考えたプランです。最近は、温暖化の影響か、昼夜の寒暖の差が小さくなり雲海の発生率が低くなっているのが気がかりです。多くの人に雲海テラスを体験してもらい、雲海を保つためになにができるかを考えてもらえたら嬉しいです」と話していた。
同賞には22団体から47件の応募があった。審査委員長の岡本伸之・帝京大学教授は、「旅行市場のトレンドを踏まえた、着地型、体験型、ニューツーリズムと呼ばれる分野の応募が多くありました。しばし京都人には日本一の観光地、京都の魅力に踏み込み本物に迫る提案がありました。また、イノベイティブな提案と、そこに実績が伴った極みが雲海テラスだったと思います」と、授賞の理由を述べていた。
グランプリのほか、宿泊旅行価値創出賞、ニューツーリズム開発部門賞、審査員特別賞が選考され、それぞれ4件が受賞し、副賞3万円が贈られた。
各部門の受賞者は次の通り。
宿泊旅行価値創出賞
○お得な2泊チョイスプラン(JTB)
○泊まるたび巡るたび。北海道キャンペーン(北海道観光振興機構)
○1名様参加歓迎2連泊でめぐる たっぷりじっくり下北半島完全周遊の旅(びゅうトラベルサービス)
○お二人の「日本横断」の旅(読売旅行)
ニューツーリズム開発部門賞
○快汗 猫の手援農隊(全国農協観光協会)
○越後妻有 大地の芸術祭の里 アートを道しるべに里山を巡る旅(JTB)
○赤色に染まる旅 秋の奥津渓と田舎&エコ体験(日本旅行)
○大人も子供も元気いっぱい日間賀島(名鉄観光サービス)
審査員特別賞
○越後妻有 大地の芸術祭の里 アートを道しるべに里山を巡る旅(JTB)
○周って楽しむ蒲郡の旅 がまごおり周樂旅行(蒲郡市観光協会)
○日本人よバカンスに目覚めなさい マンスリープラン(休暇村大久野島)
○Touch Down 東伊豆(稲取温泉観光合同会社)
(10/03/17)
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