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この夏「USJへの旅」は5倍増 JTB西日本が旅行トレンド発表

14/07/11

JTB西日本広報室は7月10日、旅行商品の販売動向からみる直近の旅行トレンドを発表した。7月15日にオープンするユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハリーポッター・エリアの人気はすさまじく、同社のUSJ商品の販売人員は前年比5倍に達している。

エースJTB関西発「USJへの旅」の販売人員は年度当初から前年同期時150―160%で推移し、ハリーポッター・エリアがオープンする7月は同400%、8月は同470%と急伸。7―9月計では同500%となっている。夏休み期間は、ハリーポッターの「エリア入場確約プラン」が完売する日も出始めた。

また、この夏のUSJ商品の特徴は、大阪府内からの宿泊利用が激増していること。4―9月で前年同期比360%に拡大しており、西日本広報室では「地元の方も宿泊をしてUSJを楽しむスタイルが増えてきている」と分析する。和歌山県同420%、奈良県同325%など近畿6府県はいずれも2倍以上増え、USJはお膝元でも人気が高い。

7―9月出発の夏の旅行全般については、国内旅行のエースJTBが販売人員で前年同期比100%、販売額で同106%と堅調な反面、海外のルックJTBは人員が同92%、販売額が同100%とやや苦戦。国内で好調な方面は「大阪兵庫」が人員で同163%、「沖縄」同112%、「四国」同114%、「北海道」103%、「九州」102%。6月末に世界文化遺産に登録された群馬県の富岡製糸場の効果は、この夏の旅行動向には目立って表れていない。昨年開園30周年に沸いた東京ディズニーリゾートも今夏は反動減のようだ。海外は「台湾」が同181%で好調だが、その他は伸び悩む。

JTB西日本が取り扱う訪日外国人旅行14年度先行の実績では、宿泊と観光ツアーの販売で伸び率の高い国、エリアをそれぞれ明らかにした。宿泊では中国が13年度比257%、タイ同222%、欧米同125%の伸び率が高く、宿泊エリアでは滋賀同198%、和歌山同130%、大阪と京都が同127%となっている。サンライズツアーなど観光ツアーはタイが13年実績比227%で4―5月に限ると379%と大幅に増えている。韓国は同208%と回復傾向を示し、フィリピン同152%と続く。ツアー方面では兵庫同581%、和歌山同179%、滋賀同130%。

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