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ザ・リッツ・カールトンが7年連続1位 2012年ホテル宿泊客満足度調査

12/11/30

CS調査・コンサルティングの専門会社J.D.パワー アジア・パシフィック(本社・東京)がこのほど、2012年日本ホテル宿泊客満足度調査の結果を発表した。日本国内でチェーン展開する145ホテルブランドを対象にしたインターネット調査で、ホテルの価格帯別にランキングした。1泊3万5千円以上の最高級帯ではザ・リッツ・カールトンが7年連続で1位、9千円未満ではドーミーインが1位だった。

調査は、直近1年間でホテルに宿泊した18歳以上の男女2万5375人に、客室やチェックイン・アウト、予約、料飲など7項目について尋ねた。1千点満点でポイント化しランキングにした。2005年から毎年発表している。

1泊3万5千円以上の部は対象10ホテルブランドのうち、799点のザ・リッツ・カールトンが1位。料金を除く6項目でトップの評価を得た。リッツの完全制覇を阻止し、料金の評価がトップだった帝国ホテルが777点で2位だった。ハイアットリージェンシー、パンパシフィック、ザ・プリンス、ウェスティンの4ブランドが723点で3位に並んだ。以下、インターコンチネンタル、ホテルオークラ、シェラトン、ホテルニューオータニの順。

1万5千円―3万5千円未満の部では対象の18ブランドのうち、1位はロイヤルパークホテルズの738点。施設や客室の評価が高く、6年連続で1位に選ばれた。2位は、飲食の評価が高かったアソシアホテルズ&リゾーツの724点、3位はヒルトンの714点だった。以下、ホテルグランヴィア、京王プラザホテル、ホテル日航、リーガロイヤルホテル、東急ホテル、ANAクラウンプラザ/クラウンプラザ、グランドプリンス、メトロポリタンホテル、都ホテル、東京ドームホテル、エクセルホテル東急、ダイワロイヤルホテル、プリンスホテル、小涌園と続いた。

9千円―1万5千円未満の部では16ブランドのうち、685点のリッチモンドホテルズが7年連続で1位になった。2位はダイワロイネットホテル679点、3位は三井ガーデンホテル676点だった。ホテルモントレ、ベストウェスタン、ロワジールホテル、ホテルリソル、ホテルJALシティ、阪急阪神第一ホテル、ホテルメッツまでがベスト10で、以下はハートンホテル、ホテルヴィラフォンテーヌ、サンルート、ホテル京阪、ワシントンホテル、東急インの順だった。

9千円未満の14ブランドでは、客室や朝食などの評価が高かったドーミーインが673点で1位。672点のスーパーホテル、650点のコンフォートと続いた。この後はホテル法華クラブ、ホテルルートイン、亀の井ホテル、西鉄イン、チサンイン、ホテル・アルファーワン、アパホテル、R&Bホテル、チサンホテル、東横イン、ワシントンホテルプラザの順だった。

J.D.パワーでは、ホテル業界全体の宿泊客満足度は昨年より向上したとし、満足度がアップしたホテルは客室、チェックイン・アウトが改善したと分析。スタッフのあいさつ、気遣いなどもポイントに挙げている。「ハード、ソフトの双方において改善し続けるホテルがロイヤリティを向上させている。事業拡大するチェーンと縮小し淘汰されていくチェーンの二極化が進む」としている。

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