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山陽山陰の結束点は観光でも存在感 広島県三次市

15/03/18

広島県三次市から、平田観光農園の平田真一さん、奥田元宋・小由女美術館の世戸浩章さん、広島三次ワイナリーの伊達浩二さん、市観光交流課の栗原ひろみさんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。市内を通る中国横断道・尾道松江線(中国やまなみ街道)が3月22日に全線開通し、山陽と山陰の結束点として三次観光の魅力をアピールした。

三次市は広島県北部にあり、中国地方のほぼ中心に位置する。周囲を中国山地に囲まれた盆地で江の川や馬洗川、西城川が合流。秋から春の早朝には深い川霧が発生し、盆地全体を覆う。その様は「霧の海」とたとえられる。

平田観光農園は15ヘクタールの園内にイチゴやブドウ、桃、梨など14種類150品目の果物が栽培され、1年を通してフルーツ狩りが楽しめる。西日本では珍しいサクランボ狩りもできる。カフェやバーベキューハウス、どうぶつひろばなどもあり、平田さんは「のんびり楽しめます」。

奥田元宋・小由女美術館は、日本画の巨匠で三次出身の元宋と、元宋の妻で人形作家の小由女の作品を常設展示。4月12日までは古田織部展、4月21日―6月7日は川合玉堂展など著名な作家による特別展も開催している。世戸さんは「日本で一番月が美しく見える美術館です。満月の日は21時まで開館しています」。

広島三次ワイナリーは自社農園で栽培したブドウを使った様々なワインを生産し、特に日本では希少な貴腐ワインを製造する。国内外のワインコンクールで数多く入賞している。伊達さんは「豊富な種類ワインの試飲と食事をお楽しみいただけます。ぜひお立ち寄りください」。

三次市では6―8月、450年の伝統を誇る鵜飼が行われる。20―40代の比較的若い鵜匠が、7―8羽の鵜を長さ7メートルの縄を巧みに操って漁をする。縄の数、長さともに日本一とも言われている。栗原さんは「三次の鵜飼は、遊覧船から間近で見られるのが特徴です」。「ワニ(サメ)料理、JAL国際線に使われているチーズなど特産品もたくさんあります。人口が5万8千人ほどですが、現役プロ野球選手を8人も輩出しているんですよ」と胸を張った。

三次市では現在、市内宿泊施設に泊まり観光施設や土産店などを利用した観光客を対象に、1千円分の割引が受けられる事業も行っている。

広島県三次市の皆さん

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