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日本酒と温泉で「ふろっ酒」 新潟県旅館青年部が美容で企画

18旅館で実施

「にいがた朝ごはん」、「にいがた地酒の宿」と、宿泊につながるプランを定着させるなど、新潟の宿に泊まる付加価値を提案する新潟県旅館組合青年部。今度は主に女性客をターゲットに、毎月26日(フロの日)に、酒風呂の提供「ふろっ酒」を始めた。新潟県が誇る温泉と日本酒のコラボで、「もっとキレイになってください」と女性に呼びかける。県内、10の温泉地の18の旅館で取り組んでいる。

温泉と日本酒のコラボ。発想は酒杜氏の手がキレイだったから。これを商品化できないか。青年部では、日本酒を楽しむ女性コミュニティ「にいがた美醸」を主宰する村山和恵さんを企画監修に迎え、ふろっ酒の骨格を固めた。

まず、お風呂に入れるのは酒風呂専用日本酒。通常の日本酒よりアミノ酸が5倍ほど多く、美肌や新陳代謝を促進する効果がアップするという。お風呂に決められた量を入れることで、匂いが抑えられ、日本酒の匂いの苦手な人や子どもも安心して入浴できる。

さらに参加旅館によっては地元酒蔵と共同で酒粕パックを開発し、女性用大浴場で使ってもらう試みも始めている。酒粕パックケースをあらかじめ大浴場に設置。顔や全身に塗って、3―5分程度でシャワーで洗い流して利用する。

咲花温泉・佐取館の林聡明社長は「うちでは露天風呂付き客室に入浴用の日本酒をペットボトルで用意しています。半数くらいのお客様に使っていただいています。反響が大きいのは酒粕パックですね。女性用大浴場に置いていますが、買って帰りたいとの声をいただきます。残念ながら商品化はしていません」。

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