圧倒的に隠岐楽な旅へ 4つの島で感じる島時間

奇跡の感島隠岐へ飛び立つ(17/07/12)

人と自然がつくりあげた“世界”

島根県・島根半島の北方50―60キロの沖合に浮かぶ隠岐諸島。約180の島々からなる群島だ。有人島は、諸島最大の島・島後(どうご、隠岐の島町)と、島前(どうぜん)と呼ばれる西ノ島(西ノ島町)、中ノ島(海士町)、知夫里島(知夫村)。この4島が隠岐の旅の舞台になる。

航空機やフェリーを使って隠岐に降り立ったら、まず感じること。それは「流れる空気が違う」ということ。「流れる時間が違う」と言い換えてもいい。離島として育んできた独自の風土と圧倒的なスケール感で迫る自然環境がそう思わせるのだろう。こればかりは実際に行って体感してもらうしかないのだが、旅が「異日常」を求めるものなら、それだけで隠岐を旅する理由になるはずだ。

ユネスコ世界ジオパークに加盟認定されている隠岐4島の旅は、奇跡の光景の連続だ。隠岐観光の拠点・島後では、海を行けば夕暮れのロマンチックな光景、山や里を歩けば巨木や滝が伝える神秘という二面性に心をうたれる。島前にわたれば、中ノ島ではエメラルドグリーンの海がお出迎え。西ノ島や知夫里島で海に突き出す巨大な絶壁の圧倒的な迫力に息をのむ。その反面、島内に漂うのは放牧された牛や馬たちがのんびりと草を食む姿に代表される「のんびり感」。手つかずのまま守り続けられた“生きる地球”が醸し出す、圧倒と癒しのコントラストが旅人を異日常に誘う。

国賀海岸
赤尾展望所から望む国賀海岸(西ノ島町)。
壮大な爽快感で旅人を癒す

壇鏡の滝
壇鏡の滝(島後)を滝の裏から見上げる。
光と水、緑の世界に神秘性が宿る

そして旧石器時代に始まり後鳥羽上皇の足跡も残る歴史、牛突きなど独自性の高い文化、豊富な海の幸に代表される食―。隠岐に生きる人たちが悠久の歴史のなかで育んできた固有の風土と雄大な自然が混然一体となり、隠岐独特の空気感と、ゆっくりと流れる「島時間」を演出している。

「同じ日本なのか」とすら思わせるスケールとインパクトの大きさをもって、旅人の想像をはるかに超えてくる隠岐。人と自然の共生がつくりあげたひとつの“世界”がここにはある。そこに生きる隠岐の人々と交われば、旅の奥深さと楽しさは一層増すだろう。

4つの島をぐるりと巡れば、奇跡の“感島(かんどう)”隠岐のとりこになっているはずだ。

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