これだけは食べて隠岐たい(1) 美味い理由と海の幸

奇跡の感島隠岐へ飛び立つ(17/07/12)

美味い理由は自然と暮らしにある

隠岐を旅する理由。圧倒的な自然景観や独特の文化など多々あれど「食の美味さ」が占める割合も大きい。四方を海に囲まれた地ならではの豊富な海の幸、陸でも和牛や酒、米と挙げればキリがない。世界ジオの雄大な自然の恩恵を目いっぱい受け、それを地域文化として昇華させ歴史を重ねた深み。美味くないわけがない。

美味さのワケを探ろう。まずは海。寒流と暖流が交わり、山から栄養分をたっぷりと含んだ清水が流れ込んだ海はプランクトンが豊富で、海草が茂り、その海草をエサにする貝類が育ち、それを目当てにまた魚が集まる。良好な漁場の条件を満点レベルで満たす隠岐の魚介類の美味さは推して知るべし。

続いて陸。高台でも水に恵まれるため放牧が盛ん。牛や馬のフンを肥料にして畑作に応用したため畜産業が発展した。潮風を浴びた草を食べる牛馬は鍛えられ、ミネラルたっぷりのエサを食べている。そこで育つ牛は当然ブランド牛として名を上げる。

古くからこれら食材の美味さを十分に引き出す料理が根付き、現代ではさらなる向上が図られている。今も昔も食にこだわる隠岐の「ご島地グルメ」は地域の誇りをそのまま味わえる、観光客にとってはありがたすぎる存在なのだ。

海の幸 サザエ・イワガキ・寒シマメ

隠岐で昨今、一大ムーブメントを巻き起こす存在が「サザエ」。アラメを食べて育ち、深い味わい、豊かな滋味に定評があったが、近年はサザエを使った新メニューが続々登場した。エース級の「さざえ丼」はサザエをふんだんに使った一杯で、隠岐の島町、西ノ島町の飲食店で提供している。半熟卵やメカブを使ったりと各店オリジナルの味を食べ比べしよう。ちなみに「さざえカレー」は全島で味わえ、今や隠岐が誇る土産品にもなっている。

そして旬の素材が旅に季節感をもたしてくれる。3―6月の岩ガキは、3年をかけて養殖され、栄養と滋味豊かで「海のチーズ」と評される。8―10月の白イカは強い甘みと柔らかな食感が特徴。冬に入るとブランド「隠岐松葉ガニ」。高品質のものだけが選別され、濃厚な味わいにファンも多い。旬の魚介を詰め込んだ海鮮丼や船盛の美味さも格別。旬をたくさん味わえるので定番中の定番だ。

海の幸
宿に泊まって隠岐の海の幸を
ぎっしり詰め込んだ船盛に舌鼓

旬を過ぎても冬の寒シマメ(スルメイカ)は、海士町で特殊な冷凍技術が確立され、年中楽しめるようになった。「寒シマメ漬丼」は肝醤油で漬け込んだ寒シマメをご飯と卵でかきこむ。独特の甘さと弾力がたまらないうまさを放つ。

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