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滋賀人愛する「琵琶湖周航の歌」が100年(1) 記念事業で魅力再考

県民歌の節目を観光に

「われは湖(うみ)の子 さすらいの―」。冒頭の有名な一節で知られる「琵琶湖周航の歌」。琵琶湖の美しい情景と湖を行く周航の情緒を歌った、滋賀県民なら知らない人はいないと言われる県民ソングだ。この歌が誕生して、今年で100年。これを記念して、あらためて歌と琵琶湖の魅力を発信しようと県内各地で取り組みが進められている。滋賀には海はないけれど、湖(うみ)がある。県の誇りを今一度、全国へ―。

琵琶湖周航の歌は1917年(大正6年)、現京都大学ボート部所属の小口太郎が琵琶湖周航行事の際に立ち寄った現在の高島市今津町で詩を披露したことが始まりとされる。以降、琵琶湖の自然景観や周航のロマンに青春の色合いを織り交ぜた歌は共感を呼び、同大学ボート部などの学生歌として、滋賀県民にとっては暮らしに寄り添う琵琶湖の誇りを感じさせる歌として愛され、現代まで歌い継がれてきた。歌手・加藤登紀子さんがカバーしてヒットしたこともあり、全国的に知っている人も多いだろう。

誕生100年を迎える今年、これを次代に語り継ぎ、観光アピールにもつなげようという取り組みが活発化。県が中心となり県内市町や観光協会、京都大ボート部OBの会などでつくる「琵琶湖周航の歌100周年記念促進協議会」が1月26日に発足、今後各団体の記念事業などの情報を共有し統一パンフレットやホームページをつくって情報発信していく。

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