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コラム「象の指環」

10年8月25日号

太陽もアスファルトも熱く、広い交差点を渡りながら、フライパンで焼かれる目玉焼きになった気がした。熱中症で亡くなった人も東京23区で100人を超えた▼数年前、フランスでも熱中症で高齢者がたくさん亡くなった。ニュースを読みながら、どれほどの非常事態かと思ったけど、自分の街に起きてみると、普通に生活しているものだ。でも、東京発の熱中症のニュースを、世界は近寄りがたい気持ちで見ているかもしれない▼友人はこの夏も外国人旅行者をガイドしながらのバイクツアーをしている。猛暑にひるまない参加者も多い。アブダビはもっと暑いよ。香港よりはマシみたい。マンチェスターは2週間ずっと雨だったから嬉しい。世界は広い。ノートラベル・ノーライフ。東京総局は新橋から新川に引っ越しました。(あ)

(トラベルニュースat 10年8月25日号)

10年7月25日号

親しい蕎麦屋の大将が「去年の冷夏で、国産の蕎麦を手に入れるのに四苦八苦してるねん」と嘆いていた。そうだった。涼しい夏でした▼今年はというと、豪雨の梅雨が明けたと思ったら、猛烈な暑さ。極端過ぎて、毎度の俗世の選挙結果が天上に反映されたような▼次号8月10日号は夏休みとさせていただきます。(と)

(トラベルニュースat 10年7月25日号)

10年6月10日号

ここまできたら、行財政改革で取り組むべきは、首相ポストの事業仕分けじゃないだろうか。最近、首相ポストは、ずっと国のお荷物になっている▼在任1年程度で何人の首相が辞めていったことか。首相だけに、辞任も辞めさせるのも難しい。そのことで多くの時間が費やされる。首相がいることのメリットよりデメリットが大きいんじゃないだろうか▼大臣なら辞任は簡単だ。政治資金、愛人問題。すみませんとあやまって辞めればいい。政策は大臣の合議制でいいし、国家間協議には、誰かが全権特使としてあたればいい。首相ポストがなくなると政争も減るし、政治もずいぶん円滑になるだろう▼それに、もしかしたら首相が機能を果たせなくなったのは、個人の資質の問題ではなく、システムが古くなったからかも知れないし。(あ)

(トラベルニュースat 10年6月10日号)

10年5月25日号

露出の多い服を着てスタジアムで陽気に踊り応援するブラジル人女性。ハーフタイムには各国の美女が次々とテレビに映しだされる。その国に行きたくなる▼6月11日からサッカーW杯南ア大会が始まる。延べ数十億人が観戦するW杯の観客席は、世界最大の「国民見本市」でもある。各国のサポーターのファッションや応援も観賞の対象だ▼喜び組ってわけにはいかないだろうし、美女やイケメン以外の出国制限も難しい。日本から現地に入るサポーターに、テレビ映りでもがんばってもらいたい▼前回の事業仕分けで、どこかの独法では海外出張に支度金を出しているとあった。観光庁も観戦チケットを持っている人に、衣装やメイク代として支度金を出してはどうだろう。W杯は訪日旅行をアピールする絶好の機会なんだし。(あ)

(トラベルニュースat 10年5月25日号)

10年5月10日号

知人がGW前の大手旅行会社店舗に周遊券を買いに行った▼同時に指定席も頼んだ。GWなので空いている列車がわからない。「調べてもらえますか」とお願いした。「研修中」の名札をつけたお兄さんはパソコンをせわしなく触る。うまく調べられないらしい。カウンターに時刻表があったので「これで」と知人。でも示されたページは「それ平日ダイヤですけど」▼先輩社員が来た。「お客様どちらへ」「○○です」と伝えた途端、余裕の表情がフリーズ。知らないらしい。時刻表の地図で探し始めるが、全然見当違いの場所。ほかのスタッフも集まりだした。後輩の手前、こっそり「ココ」と教えてあげる▼ようやく買えたが「カードのお支払い、一括にしておきました」と。いいけど、一応聞くでしょ、フツー。(T)

(トラベルニュースat 10年5月10日号)

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