08年8月25日号
映画好きの入口となった「小さな恋のメロディ」に墓地でデートするシーンがある。墓石を見ながらメロディがダニエルに話しかける。「見て、亡くなった日が1週間しか違わない。本当に愛し合っていたのね。私たちにできるかしら」「大丈夫。僕たちはもう1週間も好き合ってる」。こんな会話だった▼連れ合いの祖父と祖母が7、8月に相次いで亡くなった。6年ほど前に脳梗塞で倒れた祖母の介護を、祖父は自分でやりたがった。祖父は自分が肺がんで入院し、亡くなる3日前まで介護を続けた。祖母はそれから3週間ほどで亡くなった▼祖父は戦争で中国大陸に取られ、終戦後、岐阜に入植した。外地で夫が戦死した祖母と知り合い、1男1女をもうけ2男2女を育てた。連れ合いの母は、祖母と前夫の長女にあたる▼なんだろう。市井の人にこそ偉い人がいると思う▼「俺が死んでからどのくらい生きる」。連れ合いは「20年くらいじゃない」と言う。(あ)
(トラベルニュースat 08年8月25日号)
(08/08/25)
コラム「象の指環」 新着記事
日刊トラベルニュース 新着記事
トラックバック:08年8月25日号
トラックバックURL:




