楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

旗印は健康と環境 皆生温泉のまちづくり(3)

若い世代が活躍する皆生温泉で、昨年秋から「若女将プロジェクト」が始まった。若女将の感性で、旅館の客室づくりやストーリー性のある宿泊プランを造ろうという試みだ。

若女将プロジェクト 自らの感性生かし宿づくり

皆生つるやの宇田川育美さんは、添乗員やバス乗務員向けのシングルルームを「女性が1人で滞在しても飽きない部屋」にしようと考えている。大型のスクリーンで映画鑑賞ができるようにしたり、美大出身だった自らの経験からイメージは「アトリエ」だという。

皆生菊乃家の柴野裕美子さんは「温故知新」をテーマにした宿づくりを行う。「和を大切にしながら新しいものを採り入れ、客室のテーブルなどの備品、アメニティにこだわりたいと思います」。「本物を見分ける審美眼」を持った創業者の祖母、恵美子さんと一緒に楽しんでやっている。

柴野さんは「旅館女将の仕事が学べるいい機会です」と話していた。

(トラベルニュースat 08年3月25日号)

1 | 2 | 3

購読申し込み
地旅
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ