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日本市場へ新戦略-世界最大手エクスペディア(2) モバイルデバイス対応強化

冒頭、キャスリーン・タン・アジア地域CEOはエクスペディアを「ITに強みを持つ旅行テクノロジーカンパニーだ」と話し、世界7都市で4千人のエンジニアがITと旅行の融合を目指して働いていることを紹介。ITへの毎年の投資額は540億円に上る。

個別最適情報の提供開始 「テクノロジーが旅行を変える」

IT分野のなかでも最も重視しているのがビッグデータの活用と、タブレット、スマートフォンなど多様化するデバイスへの対応だ。

エクスペディアの旅行検索数は全世界で年間50億件、毎分1万件に及ぶ。これら膨大な検索データを活用し、今回同社は新戦略の1つとしてユーザーに個別最適情報の提供を開始した。従来は誰が検索しても単一の情報を表示していたものが、ユーザーの検索履歴に基づき最適化した情報を優先して表示できるようになった。

また、デバイスへの対応では「モバイルにフォーカスしている」(キャスリーン・タン・アジア地域CEO)とし、アプリを入れればスマートフォンで旅程管理までできるようになった。

エクスペディア

11月13日の記者会見で日本を含む
アジア太平洋地域への戦略を発表

例えばこんなふうだ。海外旅行の日程が迫ればアラート機能で知らせてくれる。当日の航空機の出発遅延情報も届く。搭乗ゲートの変更や機内預け荷物の受け取りターンテーブルの番号まで案内してくれる。予約情報を印刷して携帯する必要もない。

同社アジア地域最高事業責任者のビクラム・マルヒさんは「モバイルがトラベル・バディ(旅のお供)に変わる。テクノロジーが旅行を変える」と繰り返し表現した。

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