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日本市場へ新戦略-世界最大手エクスペディア(3) アジア太平洋で拡大狙う

ユーザーは1日の時間やシーンにあわせてデバイスを使い分ける。朝はスマートフォンで、昼は会社のパソコンで、夜はリラックスしながら気軽にタブレットで。こうした旅行検索や予約のマルチデバイス化に対応するのがシームレス・プラットフォームの提供だ。

前年比35%の増加 旅行取扱拡大狙う

各デバイスに検索情報が移行されるだけではなく、パソコンとスマートフォンなど画面の大きさや使用するシーンが異なるデバイスごとに情報の表示の仕方を変えたり、検索法も分けた。

例えばデバイスによりユーザーの滞在時間に長短があることに注目し、タブレットには旅行雑誌のように、眺めているだけでも旅行に行きたくなるような提案を多く盛り込み、スマートフォンには簡単に予約ができることなどシンプルさを追求している。タブレットアプリがカレンダーから予約検索できるのに対し、スマートフォンでは日付を入力して検索するようにした。

こうしたIT・モバイルテクノロジーの進化で狙うのはアジア太平洋地域での旅行取扱額の拡大だ。同社によるとアジア太平洋地域の旅行マーケットはヨーロッパや北米を追い越し世界最大。なかでも日本は市場の4分の1を占めている。2012年から13年にかけて、同社の日本での予約件数は35%増えたという。

同社は世界31カ国でウェブサイトを展開。世界の航空会社400社と、32万5千軒の予約ができる。年間旅行取扱額は5兆2千億円。

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