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苗場、上越、妙高…県内各地で記念イベント

スキー100周年を記念したイベントは県内各地のスキー場で目白押し。

100周年シーズンのオープニングは12月4日、苗場スキー場で幕を開けた。ゲストにトリノオリンピック男子回転4位の皆川賢太郎選手と加藤清史郎君を迎え、一本杖スキーデモンストレーションや鏡割り、餅つき、トークショーなどが行われ、今シーズンの盛り上がりに火が付いた。

年が明けて1月12日は、日本スキー発祥の「スキーの日」。スキー発祥のスキー場である上越市の金谷山スキー場などを会場に記念レセプションが開かれ、日本に初めてスキー伝えたレルヒ少佐の顕彰会、スキー発祥の火採火、100周年記念式典が行われる。

また、1月8―16日を「スキーの日ウィーク」として苗場、かぐら、六日町八海山スキー場で、先着100人にレルヒ少佐のイラスト入りステッカーをプレゼントする。

上越市では1月12日から「レルヒマンス」が始まり、金谷山スキー場に近い高田本町商店街を中心に、雪国体験や町屋めぐりなどのイベントが3月末まで実施される。

100周年を祝う「レルヒ祭」は2月12、13日の2日間、上越市の金谷山スキー場や高田町商店街などで行われる。たいまつ行進やたいまつ滑走、花火大会やコンサートが予定されている。

1月15、16日の2日間は、お隣の妙高市でも妙高スキー100年祭として花火やステージなどのイベントが組まれている。

このようにスキー100周年を祝うイベントはシーズン中「ぎっしり」。スキーの楽しさをあらためて噛みしめたい

日本に初めてスキー伝えた「レルヒ少佐」

日本に初めてスキーを伝えたのはオーストリア・ハンガリー帝国のデオドール・エドラー・フォン・レルヒ少佐。100年前の1911年1月12日、新潟県高田町、現在の上越市の金谷山で、軍事教練としてスキーを指導した。当地には現在、金谷山スキー場がある。

1911年といえば、現在の日本橋が架けられた年であり、芸術家の故岡本太郎さんが生まれた年にあたる。そして100年前には日本のスキー人口はゼロだった。

しかし、日本初のスキーから翌月には「高田スキー倶楽部」が誕生するなど、スキーは日本各地に広まっていった。

上越市には日本スキー発祥記念館があり、スキーが伝わった当時の貴重な資料やレルヒ少佐の遺品などを展示している。

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