観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

犬山で11月2-3日に愛知県観光交流サミット

犬山の魅力を再発見

愛知観光の振興を考える「愛知県観光交流サミット」が11月2―3日に開かれる。今回の開催は犬山市。名鉄犬山ホテルに県内の観光関係者が一堂に集い、犬山の魅力を再発見する。

サミットはこれまで、2008年の蒲郡市を皮切りに知多半島、豊橋市、奥三河で開かれ、今回で5回目。基調講演やパネルディスカッションのほか、観光物産展、モニターツアーなど多彩な催しが開かれ、歴史と自然のまち・犬山の観光を大々的に発信する。

また、ゆるキャラや愛知観光を席巻する武将隊も出演し、華々しいものに。入場は無料で、交流会は有料。

問い合わせは、犬山市観光課 電話0568―44―0341。

リトルワールドに「イスタンブールの街」

犬山市の野外民族博物館「リトルワールド」は来年、開館30周年を迎える。この節目の年を記念して新家屋「トルコ・イスタンブールの街―イスラーム学院と民家」を復元、親日国家・トルコの文化を伝える。5月から工事に着手しており、来年春に公開する。

同家屋は、同館で23カ国・32番目の野外展示家屋となり、イスラム圏の大規模な家屋の復元は初めて。イスラム教やトルコ料理などこれまで同館になかった要素を加え、一層の充実を図る。

復元するのは2棟。イスラム世界の大学にあたる「イスラーム学院」は延床面積約320平方㍍で、トルコから輸入した大理石や石灰岩などを使い、鉛葺きのドーム屋根や石積み壁などイスラム圏の特徴的な外観を再現する。「民家」は同約147平方㍍で、出窓や間取り、家具などにトルコの生活様式が学べる。

いずれも「イスタンブール歴史地区」として世界遺産リストに登録されている現存の建物をモデルとしている。

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