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ここが極楽浄土か 稲沢・善光寺東海別院でめぐる

豪華絢爛、生きながらの極楽ツアー

稲沢市祖父江町の善光寺東海別院は、信州善光寺から「善光寺如来」の分身を迎えて明治時代に創立された名刹。その由緒もさることながら、「極楽浄土をこの世で拝める」寺として注目を集める。生きながらにして、極楽浄土ツアーへ―。

「戒壇めぐり」がその舞台となる。本尊の善光寺如来の真下に、極楽浄土の“風景”を再現。中央に阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩、十六観菩薩が安置され、宝樹、宮殿楼閣、宝池には五色の蓮華が、頭上には迦陵頻伽、共命鳥が舞うといった豪華絢爛かつ荘厳な空間が広がっている。

念仏を称えて瑠璃壇の下の暗闇を回ることで善光寺如来と縁を結び、善根を得ることが戒壇めぐりの目的。あまりの華やかな空間に、多くの参拝者が「ここが極楽浄土か」と感嘆するという。

拝観料は大人300円、小人150円。

もう1つのありがたい名物が、「絵解き」法話。善光寺如来の縁起を綴った絵軸を解説するもので、明治末に開基した林旭住上人が始め、一時の休止を経て、残った資料を参考に昨今復活。今では珍しい節談説教も聞きどころだ。

善光寺東海別院

善光寺如来の縁起を語る
「絵解き」法話は必聴

同院では本堂にも目が行く。善光寺特有の撞木造りで総檜による大伽藍は、信州善光寺本堂の約3分の2の大きさで荘厳な雰囲気を放つ。

問い合わせは、同院 電話0587―97―0043。

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