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うまい朝ごはんはこれだ!(3) 五頭・咲花・岩室

五頭温泉郷「しその実味噌漬け」

五頭温泉郷で朝ごはんプロジェクトに参加するのは7軒。朝食に並ぶのは、どこの家庭でも自家製で食べられている郷土の食「しその実味噌漬け」。

味噌漬けのしその実と、大根、きゅうり、なす、生姜など季節の野菜を細かく刻んであわせ、味は保存がきくように少し濃いめに。しその実は各宿で自家栽培をしているところがほとんど。漬け込む時間はさまざまで、宿によっては1年ぐらい漬け込むところも。しその実のプチプチとした食感が、季節の野菜の美味しさを引き立てる。

しその実味噌漬け

ごはんが進む

咲花温泉「名産蓮根のわっぱさみ」

咲花温泉で朝ごはんプロジェクトに参加するのは7軒。郷土料理の試食会でピンときた逸品を秋の朝食として出す。

五泉三美人と呼ばれる特産の里芋、蓮根、ネギから蓮根を取り上げ「名産蓮根のわっぱさみ」を開発した。本来の伝統食わっぱさみは、一本ものの大根を縦に割り、そのなかに赤唐辛子を入れてすり下ろし、醤油やみりんなどで味付けしながら炒める料理。大根を「割って」、赤唐辛子を「はさむ」が「わっぱさみ」の語源とされる。

蓮根のわっぱさみでは、蓮根を多めに使う。蓮根と大根の2つの根菜に、唐辛子から出るキリッとした辛さが食欲をそそる。

名産蓮根のわっぱさみ

辛さが食欲をそそる

岩室温泉「大根からし巻き」

岩室温泉で朝ごはんプロジェクトに参加するのは8軒。「キラリと光る一品を」と決めたのが、西浦地方の郷土料理で地元では知らない人がいないと言われる「大根からし巻き」。

からしを干した大根に巻いて寝かせ味つけしたもので、昔は、田んぼ仕事の昼食になくてはなかったものを、朝食のおかずにアレンジした。

「絶妙な干し加減の大根の歯応え、そして甘じょっぱい中にもツーンと鼻に抜ける刺激的な辛さは、地元のコシヒカリとの相性が抜群」だそう。

大根からし巻き

コシヒカリにあう

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