観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

ゴーゴー!三河湾 西尾市など湾岸地域が「海道」で誘客

海の魅力を前面に 観光ルート売り出す

三河湾国定公園指定55周年を迎える今年、西尾市など湾岸市町は、三河湾を観光資源として有効に活用しようと、5カ年計画で観光誘致活動をスタートさせた。「Go!Go!三河湾」と銘打ち、これまでライバルだった地域同士が一体となり、海をはじめエリアの魅力を前面に打ち出していく。

「Go!Go!三河湾」は西尾市観光協会が中心となり、愛知県の今年度の「地域提案公募型観光推進事業」に応募し、6月に採択された事業。同協会と西尾市、蒲郡市、田原市、蒲郡市観光協会、渥美半島観光ビューローが連携し、5年で名古屋をはじめとする尾張地域に匹敵する観光地を目指す。さらにその目線の先にあるのは、10年後の県別国内観光入込客数ベスト5入りだ。

事業の肝は、「三河湾海道」の設定。西尾市・佐久島や田原市・伊良湖、蒲郡市・ラグーナ蒲郡といった海の拠点を「駅」と見立て、これをつないだ「海道」を観光ルートとして活用し、三河湾周遊ツアーを実施しようというものだ。渥美半島の花々と海の幸を味わうコースや、小京都と呼ばれる西尾市の文化と佐久島めぐり、ラグーナと佐久島の三河湾クルーズなど多彩な組み合わせでツアーを提案していく。8月27―28日には県の支援を受け、1泊2日で西尾・吉良でのハワイアンフェスティバルと三河湾を一周するモニターツアーも実施した。

宮崎海水浴場

ハワイアンフェスが開かれた
西尾市吉良の宮崎海水浴場

また、7月には、県が展開する、観光振興を学ぶ「あいち観光まちづくりゼミ」の企画発表会で、西尾市と蒲郡市に南知多町を加えた3観光協会が「Go!Go!三河湾」のツアープランを発表。日間賀島、佐久島、西浦温泉の文化を体験してまわるもので、最高の評価を受けるなど、その本気度は早くも成果をあげつつある。

今後は、「海の駅」駅長の会議や三河湾周遊観光検討会議のほか、旅行会社への説明会を開くなど目標の達成に向け取り組みを進めていく。

愛知 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ