白だしの総本山　七福醸造／碧南

13/09/11

個性の源は“元気”

全国で唯一の白だし専門メーカー、安城市・碧南市の七福醸造は醸造業が盛んな愛知県にあって独特の個性を放つ。白だし発祥ということはもちろん、工場見学や多彩なイベントで白だしの魅力と感謝を伝える元気さがその個性の源だ。

同社の白だしに使われている白しょうゆは有機の小麦と大豆のみを使用。鹿児島枕崎産のかつお節と北海道産の昆布、大分のシイタケとだしの原料にこだわりぬき、白だしの取り寄せとしては全国トップを誇る。ホームページなどで白だし料理のレシピを公開するなど白だしの普及に努めている。

工場見学ができる碧南工場「ありがとうの里」は昨年10月にリニューアルオープン。原料を蒸す段階から仕込み、ろ過、瓶詰めまでの生産工程を間近で見学できる。白だし料理を試食してからのお土産の購入も可能。時間は９―16時。予約は電話０５６６―41―１５０８へ。

イベントで市民と触れ合う積極性も目立つ。毎年７月29日は日本記念日協会認定の「白だしの日」として制定されており、毎年まつりを開いて日ごろの感謝を表現している。白だしを使った焼きそばや流しそうめん、白だし料理が並び、毎年盛況を呈している。５回目となる今年は約１１００人が参加した。

賑わった「白だしの日まつり」

また、同社が大会実行委員会を務める「三河湾チャリティー１００キロ歩け歩け大会」も毎年開催。三河湾周辺を長距離歩くことで感動・感激・感謝を味わってもらうもので、参加費の一部を寄付にもあてる。昨年は約１６００人がエントリーし同社社員も積極的に参加。18回目の今年は10月19―20日に開かれる。

恒例の「歩け歩け大会」

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