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350年の伝統「桐生八木節」 8月にまつり

織都が誇る夏の祭典

第51回「桐生八木節まつり」が8月1―3日の3日間、桐生市内全域で開催される。市内数カ所にやぐらが組まれ、各日とも19時ごろから八木節踊りの輪が広がる。

祭りの起源は350年以上前からと古く、近代に入り地域の祭礼や行事を統合し桐生八木節まつりとして開催されるようになった。45万人以上が訪れる両毛地区最大の祭りとして知られている。

桐生市は織都とも称され、714年に朝廷に絹織物を献上した古事が残るほど絹織物産業の歴史は古い。そうしたこともあり、富岡製糸場の世界文化遺産登録には祝賀ムードが漂う。しかも、絹産業遺産群の1つで近代養蚕農家のモデルとなった田島弥平旧宅(伊勢崎市)は車で約20分の近さ。富岡製糸場からも上信越道―関越道―北関東自動車道経由で1時間ほどの距離だ。昼間、世界遺産を訪ね、夜は年に3日だけのお祭り、伝統の桐生八木節まつりを見学するぜいたくなプランはどうだろう。

桐生八木節まつり

桐生八木節まつりは
両毛地区最大の祭りだ

祭りは1日のメーン行事が全日本八木節競演大会。予選を桐生市市民文化会館小ホールで行い、決戦大会を18時30分から本町五丁目足利銀行前に設置される本町五ワイドステージで行う。2日は、桐生市民文化会館で「織都桐生千三百年記念織物メチャクチャ市」(桐生織物産地謝恩セール)が開かれる。有鄰館周辺で行われる「まゆ玉ころがし大会」、桐生祇園祭を象徴するみこし渡御もこの日の見どころ。3日には本町三丁目から錦町までジャンボパレードが行われる。

期間中は、わたらせ渓谷鐵道や上毛電鉄が臨時列車を走らせる。

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