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箱根全山に大型投資で魅力充実 小田急箱根グループ

登山電車に新型車両 観光船や温泉施設も

2014年11月1日、箱根登山電車に25年ぶりとなる新型車両3000形がデビューする。コンセプトは「伝統と現代性を併せ持ち、箱根の風景に溶け込むデザイン」。日本の伝統色でもある緋色と茜色をベースにした外観は、観光列車ならではの大きな窓が印象的なデザイン。赤みがかったオレンジ色を意味するバーミリオンはこね号と名付けた。

箱根登山電車

大きな窓が印象的な
新型車両3000系

車両の四方から、箱根の雄大な景色を楽しめるよう、運転席前面には大型ガラス、両先頭ゾーンは床から天井付近まで広い展望窓を設けた。車窓からの景色を重視し、座席は電車の進行方向もしくは逆を向いたクロスシートを採用している。定員は立ち席を含め約80人。

新型登山電車の投入で、小田急箱根グループが2012年から進めてきた箱根全山が対象の大型投資がほぼ完了することになる。

箱根登山電車

箱根登山電車とアジサイ

13年にはグループ会社の箱根観光船が芦ノ湖に新型海賊船を就航させている。18世紀のフランスの戦艦「ロワイヤル・ルイ」をモデルとした赤を基調とした船体で、名称は「ロワイヤルⅡ」。

ロワイヤル

昨年就航した
「ロワイヤルⅡ」

また、箱根ロープウェイでも、大涌谷駅舎の建て替え工事を終えている。大涌谷噴煙地の雄大な景観に調和したデザインの外観で、レストランからは噴煙地を一望する。風力発電装置の設置など省エネ技術も導入した。

箱根施設開発は、箱根湯本駅近くに日帰り温泉施設「箱根湯寮」をオープンさせた。旧箱根ベゴニア園の敷地と、隣接した日帰り温泉施設で一昨年営業を終了した「ひめしゃらの湯」の施設を基盤に再整備した。

「古民家風の里山温泉」をテーマにした大浴場や19室の貸切の個室露天風呂、レストランやマッサージ等などの複合施設で、1日ゆったり滞在できる。レストランでは囲炉裏と炉端焼きでも料理を提供している。

今年に入り、3月にはグループホテルの箱根ハイランドホテルと箱根レイクホテルがリニューアルオープンしている。

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