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箱根大涌谷に新施設(1) 大涌谷くろたまご館

標高1千メートル、箱根エリアでも最も標高の高い景勝地、箱根大涌谷。噴煙を上げる箱根火山の独特の景観と富士山の眺望が多くの人を引き付け年間300万人が訪れる。大涌谷名物の「黒たまご」は、1つ食べれば寿命が7年延びると言われ、海外でも有名だ。今年1月、大涌谷の一番店、大涌谷観光センターが建て替え工事を終え、「大涌谷くろたまご館」として名称も新たに営業を開始した。4月には箱根火山の活動や温泉リゾート箱根の地質学的な成り立ちを紹介する箱根ジオミュージアムも館内にオープン。大涌谷観光の楽しさが広がった。

女性を意識した館内

噴煙があがる大涌谷一帯は大涌谷園地と呼ばれ、富士箱根伊豆国立公園の特別保護地区に指定されている。

大涌谷園地

富士箱根伊豆国立公園の
景勝地、大涌谷園地

大涌谷くろたまご館は神奈川県や箱根町、箱根ロープウェイ(小田急グループ)、奥箱根観光センターなど官民が参画した大涌谷園地再整備事業の1つとして建設された。箱根ロープウェイの大涌谷駅舎の全面改装、県や町による大型バス専用駐車場も完成し、国内・外から多くの旅行者が訪れる箱根大涌谷の百年先までを見越した大規模な再整備事業もほぼ完了した。

同館は「人と自然の調和」やバリアフリーをコンセプトにデザインされた。館内2階には売店「くろたまSHOP」とレストラン「涌わくキッチン」を配置した。売店は旧施設を上回る423平方メートルの広さ。名物、黒たまごはもちろん、大涌谷オリジナルグッズを中心にした品ぞろえを重視している。

特に女性客を意識した。その一つが大涌谷の温泉に卵成分を配合した「ジオコスメ」シリーズだ。地球のパワーと卵の美肌効果で都会の女性たちの肌を癒す。新発売のオリジナル商品で、初めて体験した女性客が次はオンラインショップで購入するなど人気を集めている。

大涌谷くろたまご館

名物の黒たまごをはじめジオコスメなど
女性客を意識した品ぞろえのショップ

もっと多くの女性に大涌谷を訪れてほしいと、レストランはバイキングスタイルにした。旧レストランで人気を博した元祖大涌谷黒カレーや地獄つけ麺のほか、地元食材を使った和洋中の料理からデザートまで40種類を用意している。席数は204席、団体は最大140席まで対応する。団体でも好きなものが選べる楽しさが好評だ。

食事時間45分の時間制で、料金は大人1600円、小人800円。

大涌谷くろたまご館

和洋中の料理からデザートまで
40種類を用意するレストラン

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