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新潟大周遊時代へ(1) 上越・北陸新幹線と観光列車で実現

今年3月、北陸新幹線が開業し、新潟県内には上越妙高と糸魚川2つの新幹線駅ができた。これにより上越、妙高、糸魚川エリアが首都圏からぐっと近くなっただけでなく、上越・北陸2つの新幹線が走る新潟観光は新たな周遊の時代を迎えた。JR東日本では、2つの新幹線を結ぶ観光列車「越乃Shu*Kura」(こしのしゅくら)や「おいこっと」による周遊プラン、直江津港―佐渡小木港間に就航した高速フェリーを組み込んだ上越市=佐渡市=新潟市を周遊するプランなど、新潟周遊プランの開発と販売に力を入れる。新潟までは素早く移動し、着いてからはゆっくりと移動し、滞在にも時間をかける。2つの新幹線が、そんな新潟流の観光をけん引する。

JR東日本が新提案

2つの新幹線を中継するのは2つの観光列車「越乃Shu*Kura」と「おいこっと」。いずれも「のってたのしい観光列車」だ。

越乃Shu*Kuraは上越妙高から長岡を経由し十日町まで約2時間半で結ぶ。主に金土日や祝日に1日1往復する。日によって目的地が異なるのも魅力で「柳都Shu*Kura」(上越妙高―新潟)や「ゆざわShu*Kura」(上越妙高―越後湯沢)と名称を変え運行している。

本数が多いのは越乃Shu*Kura。北陸新幹線と連絡し、上越妙高は9時51分発で長岡11時27分着、終点の十日町には12時26分に着く。復路は十日町14時48分発で長岡16時4分着、終点の上越妙高着は18時28分。

飯山線観光列車「おいこっと」は長野―十日町を約2時間半で結ぶ。田舎は東京の真逆との発想で、TOKYOを反対から読んで名付けたのがOYKOT(おいこっと)。こちらは土日休日を中心に運行している。

一方、上越・北陸2つの新幹線を海路でつなぐのが佐渡周遊。今年4月、直江津―佐渡(小木)に新型高速カーフェリーが就航し、所要時間が1時間短縮されたことで、上越市=佐渡市=新潟市ルートで2つの新幹線で周遊する旅行プランが可能になった。

上越新幹線

上越新幹線E4系

北陸新幹線

北陸新幹線E7系。
新潟には2つの新幹線が走る

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