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「猿岩」に「はらほげ地蔵」 神秘と謎の自然景観点在

猿、ゴリラ、鬼…自然が造る奇岩・景勝地

壱岐の魅力の1つが多種多様な表情を見せる自然景観。自然が造り上げた奇岩や奇石の不思議な形は、”奇跡”といってもいい。

壱岐を代表する景観のひとつが、黒崎半島先端にある「猿岩」。海蝕崖の玄武岩で高さは45メートルもある。猿がそっぽを向いた姿にそっくりであることから、一目見ようと訪れる観光客は多い。猿岩近くの小高い丘には、東洋一と言われた黒崎砲台跡が残っている。

猿岩

猿岩は高さ45メートル。
確かにそっぽを向いたように見える

八幡半島から望める「左京鼻」は、海中から細い柱を束ねたようにできた奇岩で、壱岐島誕生神話の8本の柱の1つ「折柱」と言われる。牧崎公園には「鬼の足跡」と呼ばれる、海蝕によってできた大穴が。この大穴の横には不敵に微笑む「ゴリラ岩」がそびえ立つ。

ゴリラ岩

その名も「ゴリラ岩」。
不敵にほほ笑む

無人島である辰ノ島は遊覧船で。鬼の足跡伝説の「蛇ケ谷」、高さ50メートルの「大屏風」、観音様が見える「羽奈毛観音」のほか、「潮吹き岩」「潮吹き岩」などの多彩な景観が楽しめる。上陸しての観光も可能で、簡単なトレッキングを楽しみながら、遊覧船とはまた違った風景を見ることができる。

海中に6地蔵 誰が何の目的で?

ウニ、アワビ、サザエなど海女漁で知られる八幡浦の海中には6つの地蔵が祀られている。「はらほげ地蔵」。地蔵の腹が丸くえぐり抜けていることから「はらほげ」と呼ばれるようになった。

誰がいつ、何のために祀ったのかわからないが、地元では遭難した海女さんや鯨の供養のためではないかと伝えられている。満潮時には海に浸かるが、干潮時は陸に立つため、見物するには干潮時がおすすめ。

はらほげ地蔵

謎が残る「はらほげ地蔵」。
干潮時に姿を現す

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