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土佐清水「ジョン万次郎」で観光まちづくり 資料館や復元生家

万次郎の生涯を伝える資料館

明治時代、アメリカに上陸し龍馬ら幕末志士に影響を与えたジョン万次郎。出身地の土佐清水市では、昨今の幕末土佐ブームを背景に、万次郎を軸に据えたまちづくりを強化。ジョン万のまち・土佐清水は現代という大海原をさらに前進する。

体験交流施設「海の駅あしずり」2階が4月、「ジョン万次郎資料館」としてリニューアル。帆船をイメージした館内では、万次郎直筆の英文字など様々な資料を展示して国際人・万次郎の生涯を教えてくれる。

また、万次郎ゆかりの地である中浜には、万次郎生誕地に万次郎の顔写真が入った石碑がたつ。市内には昨年10月、ジョン万次郎の生家が復元された。足摺岬の万次郎の銅像は直角定規とコンパスを持ち、革命児・万次郎の息吹を伝えている。

万次郎のまちづくりを強化した近年は市の観光客数も増加。昨年は対前年113%の約87万人の入込を記録するなど勢いは加速し続けている。

ジョン万次郎資料館

万次郎に関することはここで学べ!
「ジョン万次郎資料館」

生家も復元 当時の暮らしを伝える

ジョン万次郎のまちづくりを進める土佐清水市には昨年10月、万次郎の生家が復元。"国際人第1号"を育んだ空気感に包まれた、趣きある建物になっている。

万次郎生家は、土佐清水市内の有志が、集まった募金を活用して万次郎地元、中浜地区に復元。現存している生家の写真をもとに設計したもので、茅葺きの木造平屋建ての庶民的な家屋が見事に再現された。

昨年10月31日に落成、翌11月1日から無料で公開。夏季8―18時、冬季8―17時は内部の見学も可能だ。

外観は障子張りで、内部には土間やかまどを配置。竹かごやおひつなどの生活用品が当時の暮らしぶりを伝えている。

ジョン万次郎復元生家

茅葺きの木造平屋が
当時の空気感を伝える

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