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鳥羽からの贈り物 「夫婦愛」や「おおきんな」

物語と食でもてなす

2013年、伊勢神宮で20年に一度の式年遷宮が行われる。それに向けて、鳥羽では訪れる観光客に多くの「鳥羽からの贈り物」を用意している。

「鳥羽からの贈り物」とは、鳥羽にまつわる歴史や文化をどのように楽しんでもらえるかを提案する「物語観光」であり、地元の食材を味わってもらう食文化の情報発信であるといっていいだろう。

鳥羽全景

風光明媚な海の景観が美しい鳥羽。
多くの物語と食がつまっている

物語観光としては、養殖真珠発祥の地にちなんで結婚30周年を祝う「真珠婚式」を毎月30日に行っていることや、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台・神島や女性の願いを1つだけ叶えるという神明神社「石神さん」など「夫婦愛」や「女性が輝く地域」であることの紹介に取り組んでいる。

「食」に関しては「とばーがー」や丼の開発のほか、昨年10月、伊勢エビの解禁にあわせて鳥羽展望台で「おおきんな祭り」を開催した。南鳥羽の宿泊客に伊勢エビを1匹プレゼントしたほか、無料のふるまい汁、有料でうに飯・たこ飯、焼きガキの販売を行った。

この「おおきんな祭り」は昨年初めて開催したもので、今年も第2回目を開催する予定。伊勢エビをアピールすることで南鳥羽だけでなく鳥羽全体への誘客につなげる。

鳥羽では官民が協力しあい、式年遷宮に向かって誘客促進と受け皿づくりに取り組み、式年遷宮以降の新たな観光地づくりを図っていく。

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