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日本三古湯はこだわり温泉 道後温泉

伝統と管理技術が共存

道後温泉は、日本書紀にも登場するわが国最古の温泉の1つ。

道後温泉のシンボルともいえる道後温泉本館は「坊ちゃんの湯」としてあまりにも有名。温泉街のど真ん中に位置するどっしりとした構えの木造3階建て。1894年に建てられ94年には公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定された。

搭屋に赤いガラスが印象的な太鼓楼「振鷺閣(しんろかく)」をいただき、木造三層楼の神の湯棟をはじめ、日本で唯一の皇室専用浴室である「又新殿(ゆうしんでん)」など、いくつかの建物が複雑に連結されている。

振鷺閣には温泉の起源ともされる伝説の白鷺を据え、また毎朝6時に太鼓の音で開館を告げる作法を今も続けるなど、歴史ある温泉情緒をかもしだしている。

道後温泉本館という湯屋をこれほどまでに価値あるものにしているのは、道後温泉に湧出する本物の温泉。

現在、温泉は松山市が管理しており、17本の源泉が利用されている。

17本の源泉から汲み上げた温泉は20―55度とさまざま。これらを「分場湯」と呼ばれる集中管理施設に集め、ブレンドすることで加水も加温もすることなしに、入浴に適した泉温の温泉として、道後温泉本館・椿の湯をはじめ、周辺の旅館ホテルへ配湯している。こうした最古の温泉と最新の温泉管理システムが、名湯、道後温泉の今を支えている。

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