観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

子規の俳句とともに 広島―松山航路を満喫

瀬戸内情緒を体感 瀬戸内はいくる~ず

瀬戸内はいくる~ずで「瀬戸内海道1号線」の航路を正岡子規の俳句とともに巡ってみよう。

まずスタートは、平家一門が信仰し、平清盛が造営した世界遺産「厳島神社」がある宮島から。厳島神社には子規も訪れて四季折々の名句を残した。「汐満ちて/鳥居の霞む/入り江哉」。

次いで宮島桟橋から広島(宇品)港へ。宮島―広島間は高速船で30分。広島―呉―松山はスーパージェットで最速77分だ。「出陣や/桜見ながら/宇品まで」。

かつての軍港の面影を残す呉の港で途中下船。次のスーパージェットの時間まで2時間あり、大和ミュージアムやてつのくじら館などを散策。「大船や/波あたたかに/鴎浮く」「呉かあらぬ/春の裾山/灯をともす」。

呉港潜水艦

呉港に浮かぶ潜水艦

続いて、平清盛が沈む夕陽を招き返し、わずか1日で開削したとされる「音戸の瀬戸」を通過。多島美を楽しみながら松山へ。

呉を出発し、54分で松山着。松山観光港からリムジンバスで松山城付近まで30分。道後温泉まで40分。「松山や/秋より高き/天守閣」。

道後温泉に着いたら日本最古の名湯「道後温泉本館」で入浴。「春や昔/十万石の/城下かな」。

道後温泉本館

道後温泉本館でも一句

松山では「俳句」と「ハイク(歩く)」を組み合わせた「松山はいく」を実施しており、まち歩きや俳句に興味のある人はぜひ参加したい。市内の俳句や歴史に関するスポットをガイドと歩き、俳都・松山の魅力が体感できる。

コースは9つあり、「道後温泉を歩きながら俳句を詠む「道後で5つの『しき』を感じる」(定員8人、料金2千円)や、松山の名店を訪ねる「子規と漱石が愛した松山スイーツ」(同8人、同3千円)、道後温泉の商店街を歩く「子規と漱石の松山はいく~お城下から道後温泉へ」(同8人、同1千円)などがある。

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