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東西で趣き異なるまち旅 舞鶴市

軍港の魅力とロマンチックさ

丹後の東の玄関口・舞鶴市には2つの個性が息づいている。日本海側唯一の軍港都市として発展した東舞鶴と、田辺藩の城下町・西舞鶴。舞鶴湾の絶景にも彩られた"丹後の雄"は西に東に、訪れる人を魅了する。

東舞鶴と呼ばれる東部は、舞鶴港一帯に明治34年、海軍舞鶴鎮守府が開庁。当時建造された赤レンガ造りの海軍倉庫は12棟が今も残り、「赤れんが倉庫群」として明治の近代化の跡を伝えている。歴史遺産としてはもちろん、レトロ感たっぷりの芸術的な光景が独特の存在感を放ち、舞鶴港ウォーターフロントの大きな魅力となっている。

倉庫はアート・展示スペースや、赤れんが博物館、舞鶴の歴史を伝える施設「まいづる智恵蔵」などに活用。さらに5月には多目的施設「赤れんがパーク」もオープンするなど魅力増強が進む。

赤れんが倉庫群

レトロなロマン漂う
赤れんが倉庫群

周辺には砲台跡や造船所、停泊する海上自衛隊護衛艦など軍港都市の光景があちこちに。赤れんが倉庫群は黄昏時の散策がロマンチックで、女子旅やカップルでの旅行に思い出を残してくれる。

一方、西舞鶴は城下町。戦国時代、"関ヶ原の前哨戦"があった田辺城跡の近年復元された城門、奈良時代の古刹・円隆寺などがあり、趣き深い風情が漂う。レトロと歴史風情。二面性があるから舞鶴観光は飽きないのだ。

春以降の実施は未定だが、例年は周遊に便利な「舞鶴かまぼこ手形」が発売。市内バスの1日乗り放題や観光施設での特典などがある。ぜひ活用したい。

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