観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

四国はひとつ

歴史や文化を発信

四国はひとつ―。よく言われることだが、その実、「ひとつずつ」でまとまりがないと揶揄されることも少なくない。

しかし「ひとつずつ」という個性があってこその四国ではないだろうか。ひとつずつで各県が勝手な方向を向いているのであれば問題だろうが、個性は大いに発揮すべきである。その意味においては「ひとつずつ」は結構なことだ。

奥祖谷二重かずら橋

徳島・奥祖谷の二重かずら橋

四県とも歴史や文化は異なるものの、共に協力しあって取り組むことも多くなってきている。単県でそれぞれ魅力あるところに磨きをかけることは大事だが、観光客にとって県境なんぞお構いなしで動き回るのだから、各県が作る観光マップで隣県のことを載せないなんておかしい。

四国という島の中にいかに観光客を取り込むか、広域の陣取り合戦という時にこそ「ひとつずつ」が「ひとつ」になるべきだ。今回の特集では徳島、香川、高知、愛媛という4つの県の文化や歴史を紹介していく。

松山城

愛媛・松山の松山城

また2014年は四国八十八カ所霊場開創1200周年を迎える。八十八カ所といえば、今の香川県善通寺市に生まれた弘法大師が開創したもっとも有名な霊場めぐり。

四国八十八カ所霊場めぐりを抜きにして語れない。この八十八カ所をまわるなかに「お接待」という四国ならではの心やさしく人を迎える根本がある。

金丸座

香川・琴平の金丸座

1200年までに2年あるなかで今こそ四国は、これまで以上に人をやさしく迎え「ひとつずつ」の結集で「ひとつ」になった魅力ある観光地であることを望みたい。

四国徳島 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ