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しまなみ海道はサイクリングの聖地 来年秋に1万人大会

景観と爽快感を楽しむ

瀬戸内しまなみ海道が国内外のサイクリストから熱い視線を浴びている。

日本初の海峡を渡るサイクリングコースが整備されており、来年には1万人規模の国際サイクリング大会の開催も予定されている。本格的なスポーツ車を貸し出すレンタサイクルもあり、地元も「サイクリングの聖地」として売り出す。

しまなみ海道は、愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約70キロ。西瀬戸自動車道にほぼ並走する形で「瀬戸内横断自転車道」が走る。距離は若干長く全長は80キロあまりになる。

開通当初から海を眺めながら走るサイクリングコースとして人気だったが、昨今の自転車ブームでさらに注目を集めるようになった。黙々と自転車を漕ぐスタイルだけではなく、景観を楽しんだり寄り道をしたりしてのんびり走る「ポタリング」の普及が後押しした。

しまなみ海道

潮風を浴びながら爽快感
たっぷりのサイクリング

最近では、国内の愛好家にとどまらず、自転車が人気の台湾など海外サイクリストの来訪も多い。台湾の有名な自転車メーカーも直営店を今治市で営業、最新のロードレーサーのレンタルも行っている。

初心者には、今治駅前のサイクリングターミナルや来島海峡大橋に近い今治市営サンライズ糸山が便利。1日500円で借りられ、尾道まで複数カ所にあるサイクリングターミナルで乗り捨てすることもできる。ツアー時などにプチ体験として利用されるケースも少なくない。

レースではなくサイクリングを楽しむ大会はひんぱんに行われている。今年は10月20日に「サイクリングしまなみ2013」が開かれる。3千人の参加者が集まり、並走の高速道を一部通行規制するほどの大規模な大会だ。

来年の瀬戸内しまのわ2014の一環で10月下旬に開かれる「瀬戸内しまなみ海道国際サイクリング大会(仮称)」のプレイベントで、参加者は1万人規模を想定している。

愛媛県もしまなみ海道のサイクリングを「自転車観光」とし、国内外の観光誘致への有効策として推進している。

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