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14年は周年相次ぐ「勝負の年」 四国霊場、瀬戸内海―

イベントで盛り上げ 四国に賑わい

2014年、四国はいくつかの節目を迎える。日本で初めて瀬戸内海が国立公園としての指定を受けて80周年、四国遍路として知られる四国八十八カ所霊場も開創1200年になる。

また各県でも愛媛県では道後温泉本館建築から120年、徳島県では剣山国定公園指定50周年を迎える。

こういった節目の年を機に四国内では様々なイベントを展開し、誘客活動を行う。

愛媛県と広島県は瀬戸内海国立公園指定80周年の節目に合わせて、3―10月まで県域を越えた観光博覧会「瀬戸内しまのわ2014」を開催する。

四国八十八カ所霊場の各寺院は、1200年を記念の年として位置づけ、各寺院の秘仏や本尊などを特別公開するほか、それぞれの寺院が独自のお接待でもてなす。四国八十八カ所霊場会では「1人でも多くの人たちに遍路文化を知ってもらい、心の安寧と日々の活力につなげていただきたい」としている。

四国八十八カ所霊場

四国八十八カ所霊場は来年で開創1200年。
各寺院では独自のお接待を行う

今年の5月には、四国八十八カ所霊場や四国経済連合会など18団体で構成する四国霊場開創1200年連絡協議会を設立。キャッチコピーも「いざ四国、1200年の巡りあい」とした。協議会では旅行会社へパンフレット用版下の作成や霊場会の行事予定を情報提供するなどの商品造成の働きかけを行う。このほか韓国・済州島のウオーキング団体との交流や海外メディアの取材支援など海外へのPR、統一ステッカーやのぼりなど広報ツールの作成にも取り組む。

道後温泉本館建築120年のイベントでは道後オンセナート2014、剣山国定公園指定50周年では周辺地域で各種イベントを実施する。

旅行会社もJTBが4―9月、名鉄観光サービスが4―10月、農協観光が4月―15年3月まで集中送客キャンペーンを実施し、四国へ多くの観光客を送り込むなど14年は四国が盛り上がる年になるのはまちがいない。

瀬戸内海

瀬戸内海の多島美にも注目

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