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松山市「おもてなし日本一のまち」へ AKBが大使に、市民交え機運醸成

2014年は瀬戸内海国立公園指定80周年、道後温泉本館改築120周年、四国八十八カ所霊場開創1200年など節目の年を迎える。愛媛県松山市では多くの観光客の来訪が期待されることから松山商工会議所など民間団体と一体となり「おもてなし日本一のまち松山」宣言を行い、観光客を迎える様々な取り組みを展開中だ。

市民参加のPR映像も

松山市では昨年3月、松山市商工会議所など民間団体と一体となって「おもてなし日本一のまち」宣言を行った。

松山市

「おもてなし日本一のまち」宣言をする
松山市の野志市長(右)

5月にはテレビ番組の収録で訪れた人気アイドルグループ「AKB48」の菊地あやかさんと名取稚菜さんを第1期「松山おもてなし大使」に任命。若い世代に松山の魅力を発信してもらっている。

12月には「おもてなし日本一のまち松山」のラッピングバスの運行を始めた。バスのボディにはAKB48の2人の写真や瀬戸内海国立公園指定80周年、道後温泉本館改築120周年、四国八十八カ所霊場開創1200年などがラッピングされ、PRを行っている。

ラッピングバス

ラッピングバス

今年2月には、おもてなしの地域の拠点づくりとして「松山おもてなしコンビニ」を創設し、その第1弾としてサークルケイ四国株式会社市内8店舗を認定。休憩スペースやトイレの提供、観光案内を実施中だ。

また3月には、全国最大規模のおもてなしイベントとして、約3000人の市民が、松山おもてなし大使の2人を、様々なパフォーマンスで熱烈に迎える模様をPR映像として撮影。ユーチューブなどで世界へ発信している。

松山市

松山市がユーチューブなどで
発信している映像の一場面

松山市では「こういったイベントを通して、おもてなしの取り組みを市民に広げていくとともに、おもてなし機運の高まりをPRすることで、『松山は温かく人が迎えてくれるまち』としてのイメージづくりも図りたい」と話している。

このほか、市の花木が椿の松山市は花椿をロゴマークにしている資生堂と、相互の発展につながることを目的に「椿パートナー協定」を締結。

松山市では、資生堂の技術力や情報発信力、ネットワーク力を借りて、松山市のさらなる魅力づくりを図る考えだ。また道後温泉の肌に優しい泉質を活かし、美白、美肌の研究の権威でもある資生堂とタッグを組んで、女性アスリートやその関係者に合宿先としての魅力も訴えていく方針だ。

周年続く 松山に着目

2015年に高野山開創1200年、16年には夏目漱石没100周年、坊っちゃん創刊110周年、17年は夏目漱石生誕150周年、正岡子規生誕150周年、えひめ国体開催、18年は秋山真之生誕150周年と話題に事欠かない。

松山市では漱石なら熊本、東京、高野山であれば関西、和歌山といったように松山を軸にし、エリアを広げながらテーマに沿った誘客活動を展開する一方、教育旅行の誘致にも取り組む。

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