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人気止まらず竹田城跡 次代への継承も本格化

13年度は来城者50万人超へ

朝来市の竹田城跡の人気が止まらない。 天空の城として注目を集め、入城者数は急増、今年度は50万人を超える見込み。保全と安全にも力を入れ、次代への継承も本格化してきた。

室町―安土桃山期の城郭で、南北400メートル、東西100メートルにおよぶ石垣の遺構。威容と眼下の風景が歴史と自然の神秘を伝える。秋冬の早朝の雲海が代名詞で、春は桜も見どころ。テレビCMや映画ロケ地などで全国区となり各地からツアー客が訪れるようになった。

竹田城跡

天空の城は桜も美しい
(写真提供:吉田利栄氏)

一方で、観光客の増加で遺構の傷みが目立ち、修復作業に着手。安全確保の観点から3月20日からは見学通路の設置、夜間と冬期の入城規制を始めた。直近の制限は9月20日まで17時半―翌日8時。入城料は個人300円、団体250円。

JR竹田城周辺の城下町も徐々に受け入れ態勢を整備。昨年11月には酒蔵跡を活用した観光施設「旧木村酒造場EN」がオープン。宿泊、地産地消のレストラン、体験、土産物販売など観光拠点としての役割を担う。静かなまちに急激に誕生した新名所・竹田城跡はまだまだこれから。今後の取り組みに期待だ。

旧木村酒造場EN

新たな観光拠点「旧木村酒造場EN」

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