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安来観光に新名物 「縁結びいちご」をブランド化(1)

甘みたっぷり安来の観光資源 いちご女子会が取り組み

安来市は、年間約240トンを出荷する島根県内最大のイチゴ産地。市内64戸の生産者が、糖度が高い「章姫」や糖度と酸味のバランスに秀でた「紅ほっぺ」などの品種を中心に栽培している。

首都圏や京阪神といった都市圏に流通させるのが主ではないため早むしりをせず、じっくり熟してから収穫する。そのため市内や近隣地域でしか販売されていない。そのぶん、安来のイチゴは甘くジューシーなのが特徴で、地元の人気を集めている。3月から5月が出荷の最盛期。

そんな県外では知る人ぞ知る存在だった安来産イチゴを「縁結びいちご」としてクローズアップしたのが安来市観光協会。見た目がハート型で、イチゴの花言葉が「幸福な家庭」「愛情」であり、縁結びの神様のお膝元であることから、安来ならではの観光資源として着目した。イチゴに含まれるポリフェノールが美肌・美白に効果があることや美容につながるビタミンCが豊富なことも後押しした。

今年1月15日には市やJA、観光協会などの女性スタッフら15人が集まり「縁結びいちご一会」(いちご女子会)を結成。県外から出雲地域を訪れる女性客への認知度アップやスイーツ商品の開発など、安来産イチゴのブランド化に取り組み始めた。

いちご女子会

「縁結びいちご」をPRする
いちご女子会メンバーと「あらエッサくん」

すでに会では「苺一縁(いちごいちえん)」のロゴを考案し、バレンタイン前後にはハート型のパックに入ったイチゴを市内の観光交流プラザや道の駅で売り出した。

苺一縁

「苺一縁」のロゴ

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