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大野市-水清き北陸小京都 天空の城とシバザクラ

古き良き城下町に歴史風情求めて

大野市の市街地は四方を山々に囲まれた盆地内にある城下町。「北陸の小京都」とも呼ばれ、その自然と歴史は独特の存在感で街道を賑わせる。

市街地の西、亀山にそびえる越前大野城。10―3月の間は雲海の間に顔を出す「天空の城」として近年注目を集める。その麓には築城以来約430年続く城下町が広がり、碁盤目状の町並みや寺町のたたずまいはまさに小京都と呼ぶにふさわしい風情がある。

越前大野城

越前大野城は「天空の城」
(撮影・佐々木修氏)

春分の日から11月中旬までは約400年の歴史を持つ「七間朝市」が観光客の注目の的。新鮮な野菜や加工品が並び、地元のおばちゃんとの交流も楽しめる、大野の風土に触れられる貴重な体験を提供する。

豪雪地帯である大野は名水のまちでもある。城下町にある名水百選「御清水」をはじめ湧水地が点在しており、「名水と朝市のまち越前おおの」として水の郷百選にも選定。市東部の山岳地帯には九頭竜湖と九頭竜峡が山間の静かな水の風情をたたえ、紅葉の季節は特に見応えがある。

そして春はなんといってもシバザクラ。大野城と越前美濃街道の西、水田地帯に約20㌶ものシバザクラの群生が広がっており、広大なピンクのじゅうたんとなって訪れる人の目を楽しませている。

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