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松山流"温故知新"(3) 瀬戸内・松山新"ゴールデン"ルート

「瀬戸内海道1号線」 海越え広島とタッグ

松山市はこれまでの「中国は中国、四国は四国」のブロックの縦割りから、中四国が一体となって瀬戸内・松山エリアを周遊し新たな旅を創造する「瀬戸内・松山ツーリズム推進会議」を積極的に進めてきた。

同会議は宮島・広島・呉・松山を結ぶ定期航路を「瀬戸内海道1号線」と名付け、行政はもとよりこれをつなぐ船会社やJRによって構成され、「瀬戸内・松山エリア」を周遊する旅行商品を造成。

山陽新幹線と呉・松山間の高速船を組み合わせ、瀬戸内エリアを4日間周遊できる「松山・広島割引きっぷ」を、通常価格の約半額になる1万4500円(大阪市内発着の場合)で販売。定期航路利用者数が2013年には約35万人となり、前年比3%強アップするなど航路の利用者が着実に増えている。

また瀬戸内海の海上ルートと松山を組み込んだ京都―広島―松山ルートはVISIT JAPAN トラベルマート2013において「新ゴールデンルート」として、また同トラベルマート2014では岡山―広島―松山ルートが「瀬戸内コース」として推奨され、2年連続で推奨された同一ルートは「広島・松山ルート」だけという高評価を得た。

また今年6月には国の広域観光周遊ルート形成促進事業の中で「せとうち・海の道」など2つのルートで松山市が「広域観光拠点地区」に位置づけられ、「瀬戸内海道1号線」を組み込んだ広域観光周遊ルートが国の計画認定を受けている。

修旅増える松山

松山市では修学旅行の誘致に積極的に取り組んでいる。広島地域に瀬戸内海・松山を組み合わせたコース提案を行った結果、2006年度の4校から14年度には62校と15倍も増加、注目を集めている。

広島―松山間の移動にチャーター船やしまなみ海道が活用できることも強み。実施校の調査では満足度98.9%を弾き出すなど、満足度が高い。

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