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山中鹿介ゆかりの地・安来 尼子氏居城・月山富田城跡を整備

戦国屈指の山城の全ぼうが明らかに

島根県安来市は人気の戦国武将・山中鹿介ゆかりの地。この歴史を生かしたまちづくりを推進しており、鹿介が仕えた尼子氏の居城、月山富田城跡の整備も今年度から本格的にスタート。今以上に歴女たちの注目を集めそうだ。

戦国時代、山陰一円を治めた尼子氏は現在の安来市の月山富田城に居城を置いた。その家臣だった鹿介は、尼子氏が毛利氏に破れ降伏した際に「願わくは、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に向かって尼子氏再興を誓ったエピソードで有名。その人柄やイメージから地元住民の支持を集め、近年は歴史好き女子「歴女」からの人気も高い。

市は尼子氏を顕彰し、まちづくりに生かす取り組みを推進。フェスティバルの開催や鹿介のキャラクター作成などを行い、市内外にアピールしてきた。

今回の月山富田城の整備もその一環。鹿介が毛利氏から奪還を目指した月山富田城は現在、苔むした石垣、御殿跡などが残っている。日本三大、五大山城の一つとされ、歴史好き、城好きには高い人気を誇る。

整備は5カ年計画で進められ、木々を伐採し城跡から、麓からも城の様子がわかるようになるという。地形を利用した縄張り、随所に残る石垣群といった戦国山城の代表格と称される月山富田城の全ぼうが徐々に明らかになり、歴史ファンの注目を集めるのは必然。市は来訪者の増加に期待している。

月山富田城

往時の月山富田城を描いた絵図。
この全ぼうが明らかになる

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