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邦画の黄金期が蘇る 二十四の瞳映画村、展示と食で再現

「シネマ・アートウォール」と懐かしの弁当

小豆島町の二十四の瞳映画村は、小豆島を舞台にした名作「二十四の瞳」を顕彰する日本映画のテーマパーク。昨年登場した昭和の名作の名場面を描いた壁面パネルアート「シネマ・アートウォール」が人気を集めるなど、様々な企画を展開して日本映画黄金期の世界を紹介している。

「シネマ・アートウォール」は同施設の外壁、全長54メートルもの長さにわたり、「二十四の瞳」をはじめ「愛染かつら」「東京物語」「カルメン故郷に帰る」など往年の名作の感動の1シーンを綴った。名作の世界に触れ、銀幕のスターたちとの記念撮影を楽しめば懐かしの世界が現代に蘇る。

シネマ・アートウォール

昭和の名作の名場面を描いた
「シネマ・アートウォール」

また、2012年には木下惠介監督の生誕100年、14年は映画製作60周年など、これまでも「二十四の瞳」にまつわるプロジェクトを展開してきたが、来年16年は作者・壺井栄の50回忌記念事業を展開。4月には同施設内ギャラリー松竹座映画館2階に、同作主演を務めた女優・高峰秀子さんの「ギャラリー&書房」もオープンさせる。

二十四の瞳映画村

来年は壺井栄の50回忌記念事業を展開。
映画村には「壺井栄文学館」もある

同施設では昼食にも作品の世界観が持ち込まれている。10人以上の団体向けに設定した「あのころの懐かしの昼ごはん」は、竹籠に入ったオリジナル弁当。蛸めしの「なごみ弁当」、おにぎりと日替わりのおかずが入った「かごめ弁当」(いずれも1080円)、前菜や焼物など充実したおかずの「せんせいのおべんと」(1700円)の3種があり、同施設に行けば「食べなければいけない弁当」という状況になっているという。

同館は、田中裕子さん主演による1987年公開の映画第2作のオープンロケセットや貴重な展示で、作品の中の懐かしい風景がそのまま広がっている。

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