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オリーブの季節到来(1) アートに触れる―オリーブ園

イサム・ノグチのアートギャラリー誕生

小豆島町の小豆島オリーブ園は、観光農園として3ヘクタールの敷地内に約2千本のオリーブを栽培。産業用として日本最古の民間の「オリーブ園の原木」をシンボルに、レストランや加工場も備え、散策や食を通してオリーブの島・小豆島を体感できる施設だ。

自然いっぱいの同園の魅力にアクセントを加えているのが、世界的彫刻家「イサム・ノグチ」の世界。2012年秋に設置された遊具彫刻が家族客の人気を集め、昨年11月にはイサム・ノグチのアートギャラリー「ARTETRA(アルテトラ)」がオープン。今やアートの島となった小豆島にあって、その存在感は一層高まっている。

アルテトラはイサム・ノグチがつくった照明や家具、カップやソーサーといった雑貨などの作品を展示。なかでも照明作品「AKARI」シリーズは提灯をモチーフに和紙を使った同氏の代表作のひとつで、優しい灯りが癒しの空間を演出する。

オリーブ園

「AKARI」が優しい癒しの空間を演出

同館で聞こえてくるのはオリーブの木が風に揺れる音だけ。作品鑑賞はもちろん、ソファーも設置されているので、ゆっくりと静かな時が過ごせる。

同園によると、カップルや女性グループなどがゆっくりと同館を利用しているそうで、「カップルは閉園時間が過ぎても、時間を忘れて過ごされている感じです。アートに興味あるお客様の反応はすごいですね」。

秋の同園はオリーブの収穫があり、11―12月の搾油作業は見学可能。「芸術の秋」「オリーブの秋」をあわせて楽しもう。

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